最近、お知り合いになった宮崎千通子さんの
手記が載っているのが上記の本。
「JR福知山線事故の本質」
多くの尊い犠牲者を出したあの大惨事。
JR福知山線事故。
彼女は、3年前の4月25日にあの電車の
2両目に乗り合わせていました。
2両目は一番犠牲者が多く出た車両だと思います。
その中で奇跡的に助かった彼女の事故当日の様子、
そして事故、そして奇跡的救出、入院生活に
いたるまでの生々しい記憶、そしてその中で、
ら前向きに生きようとする「力」の数々が
この本に凝縮されています。
彼女の手記の中で、印象的に残っている言葉があります。
1つ目は、病院のベッドで寝ている時のことば。
「マグマの上で寝ているような感覚。」
という表現があったと思います。
そんな一瞬一瞬を耐え凌いで
その痛みに打ち勝ってきたことに
心打たれました。
そして、手記の最後にある言葉。
「できないことを嘆くより、できることをはじめよう。」
僕らとはまったく次元の違う状態から、
1つ1つを現実にしてきた彼女からの
言葉だからこそ、心に響きました。
あの大惨事から、今日に至るまで、
沢山の困難を1つ1つ乗り越えてきた千通子さん。
これからも持ち前の明るさと力強さで
人生を楽しんで欲しいと思います!
◇宮崎千通子さんのblog
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