2008年4月27日日曜日

JR福知山線事故

最近、お知り合いになった宮崎千通子さんの
手記が載っているのが上記の本。
「JR福知山線事故の本質」

多くの尊い犠牲者を出したあの大惨事。
JR福知山線事故。

彼女は、3年前の4月25日にあの電車の
2両目に乗り合わせていました。
2両目は一番犠牲者が多く出た車両だと思います。

その中で奇跡的に助かった彼女の事故当日の様子、
そして事故、そして奇跡的救出、入院生活に
いたるまでの生々しい記憶、そしてその中で、
ら前向きに生きようとする「力」の数々が
この本に凝縮されています。

彼女の手記の中で、印象的に残っている言葉があります。

1つ目は、病院のベッドで寝ている時のことば。
「マグマの上で寝ているような感覚。」
という表現があったと思います。

そんな一瞬一瞬を耐え凌いで
その痛みに打ち勝ってきたことに
心打たれました。

そして、手記の最後にある言葉。
「できないことを嘆くより、できることをはじめよう。」

僕らとはまったく次元の違う状態から、
1つ1つを現実にしてきた彼女からの
言葉だからこそ、心に響きました。

あの大惨事から、今日に至るまで、
沢山の困難を1つ1つ乗り越えてきた千通子さん。

これからも持ち前の明るさと力強さで
人生を楽しんで欲しいと思います!

◇宮崎千通子さんのblog
http://plaza.rakuten.co.jp/chicocco/