2008年2月22日金曜日

なか卵と吉野家

最近、嫁が実家に帰っているので、
この2店に相当お世話になっております。

ほぼ毎晩食べていますね。

久しぶりに食べているんですが、
この両店の食事は本当に美味しいですよね。

そういえば、最近買った本にこんなことが
書いてありました。

吉野家はなぜなか卵のように券売機を
置かないのかという内容でした。

確かに券売機を置くことで効率的に
お客様の回転率を上げることもできるし、
券を購入した時点で厨房には何を購入したのかが
アナウンスされます。

効率性を考えるのなら確かに置くべきかなと思います。

でも吉野家の戦略は違うそうです。

吉野家は「人時客数」
(1時間辺りにどれだけの客を捌いたか)
という独自の指標を持って徹底的に効率を追求している
と書いてあります。

でも、それでも券売機は置かない。

一般的に設置しない理由は券売機渋滞による
機会損失を防止する為と考えられていましたが、
そうでもないそうです。

吉野家はあくまでもお客様への
「サービス」を大切にしているからだそうです。

それは、お店に入ってからメニューを選び、
店員に話しかける。であったり、
帰りにお客様にありがとうございました。と声をかける。であったり。

この言葉が1つ減ることが、
サービスの低下につながるといっています。

だから券売機は置こうとしないとのことでした。

効率性を追い求めるだけでなく、
飲食店としての基本である
サービスを常に満足いくまで追い求める姿勢。

素晴らしいなと思います。

この事例をとってみても、
物事の効率化や無駄をなくすことも大切ですが、
一方でそういったなくしてはいけないものも
沢山あるような気がします。

今日はそんな吉野家の経営に対する姿勢を
思い浮かべながら、なか卵の親子丼と小うどんを
ガンガンに食べました。笑。