2010年8月22日日曜日

世界を知る力

本の紹介です。


最近読んだ本の中で
おもしろかったのが
これっす。



















太平洋戦争から現在に至るまでの
日米の関係、ロシア、中国との歴史を
紐解きながら、正しい歴史を認識させて
くれる貴重な本ですわ。

特に大英帝国の
「ユニオンジャックの矢」には
実際にインドで体験してきたこともあり、
納得させられました。

これはロンドンからオーストラリアのシドニーを
一直線で結ぶドバイ、インド、シンガポールの国が
英国の植民地時代からこれまで、
国毎の距離はあれど、強固なネットワークを結び
今日まで発展してきた、これらの都市を結ぶ
直線をこのように呼んでいるそうです。

確かに2ヶ月前、デリーを訪れた時、
コモンウェルズと呼ばれる英国連邦の
スポーツの祭典があり、その大々的な宣伝や
準備が各都市の至るところで行われていました。
なんだかオリンピックさながらの熱気でしたね。

実際にTVでクリケットを見ていても
ドバイやインド、オーストラリア等々、
何故こんなにも国がバラバラなのかと
思っていましたが、この本を読んで
大英帝国時代からの歴史、
現在のイギリス連邦としてのネットワーク等々
なるほどと思うことが沢山ありました。

「世界を知る」ということを
ほんの少しですが、
身を持って体感しましたね。

あとは、ロシアや中国との歴史。

日露戦争や日清戦争という
事実の前後にある思想を含め、
僕らの認識も本当に深いところまで
辿り着けないまま、マスコミや
その他の一般的な情報でしか
これらの国との関係を把握することは
できませんでした。

そして太平洋戦争。
日米関係のあり方。

現在のアメリカ依存型から
日本がどのような方向で
進むべきなのか。

他にも色々ありましたが、
この本ではあまり世間には出てこない
正しい歴史を教えてくれます。

ページ数も少ないですから
簡単に読めるので、是非。